梅津行政書士事務所

14日

梅津雑感(3月14日)

「唇よ、熱く君を語れ

 誰よりも輝け 美しく」

(「唇よ、熱く君を語れ」詞 東海林良)

 このたびのウィルス禍、世界各地で様々な影響が生じています。今回は特に人の移動を制限しているため、経済全体も相当に縮小してしまい、先行きへの不安感も大きく、事業継続に深刻な打撃を受ける業種もあれば、思いがけず売上を伸ばす業種もあり、あらためて経済の難しさを感じます。

  事業の見通しについて悪い方への見直しを迫られた際、まず初めにあおりを食らうのは非正規雇用や新規採用です。人件費の調整弁となるのは一定程度仕方ないこととはいえ、一人ひとりにはそれぞれの生活があるのであって、一方的な切り捨ては看過できません。 先日は、大学を卒業しあと数週間で就職というこの時期に、学生の内定を取り消した企業があることが報じられました。これは労働法制上も許されることではありません。こんな扱いは許さないと徹底的に争うか、そんな企業は願い下げと見限るか、若い学生さんにはぜひ歯を食いしばって頑張ってほしいと思います。

 これから就職活動を始める学生さんも、昨年までの売り手市場の雰囲気はガラリと変わってしまったばかりか、企業説明会すら行われない手探りの就職活動となってしまいました。どうか調整弁とされないよう、委縮せずに、堂々と自分の夢や思い描く未来を語ってほしいと強く願います。

 なお、弊事務所の移転にともないウェブサイトも一新しようと試みていたため、しばらく本欄をお休みしていましたが、ウェブサイトのリニューアルはしばらく先になりそうですので、従来のまま再開いたしました。