梅津行政書士事務所

梅津雑感(12月18日)

梅津雑感(12月18日)

「新しい上司はフランス人

 ボディーランゲージも通用しない

 これはチャンス これはチャンス

 勉強しなおそう」

(「明日があるさ」より 詞 青島幸男)

 

 今年も企業不祥事の止まらない一年でした。検査不正や各種データ改ざんなど、納品された後ではとても見つけることができないような不正が職場内部からの通報で明るみに出た事案もあり、内部通報と自浄作用の重要さをあらためて感じます。

 そんな中、今年最大規模といえる不正が内部通報をきっかけに発覚しました。経営トップによる不正、これも残念ながら内部通報が奏功する典型事例と言えます。不正に大揺れの当該企業において破格の役員報酬、仮に有価証券報告書に適正に記載されていたとしても、かつてのV字回復の功績を差し引いてもこれが妥当な額かも分かりません。論点盛りだくさんのこの事案については現行法制度への影響も大きいと思われ、今後の捜査、裁判の展開とともに検証にも注目したいと思います。まさしく「勉強しなおそう」です。

 最近、何かと「平成最後の」との冠言葉がつきますが、これが平成最後の企業不祥事であることを願います。

 今年もお付き合いくださりありがとうございました。

 

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です