「願いがもしも叶うなら 今すぐ君のもとへ
できないことは もう何もない
すべてかけて抱きしめてみせるよ」
(「One more time, One more chance」詞 山崎将義)
長引き、終わりの見えないコロナ禍で、予期せぬお別れを経験された方もいらっしゃることと思います。大切なひと、大切なお店、大切な思い出。失うことは、胸がつぶれるように、身を切られるように、辛いものです。
別れとの向き合いは、人それぞれ。儀式や時の移ろいにより、それぞれが、それぞれの暮らしの中で、何となく区切りをつけていくものなのかもしれません。私も今年、お別れを経験しました。また、今日は大きなお別れから、ちょうど20年目でもあります。
そんな、人それぞれであるはずのお別れに、国の干渉ともいえる出来事がありました。一部の関係機関等に対し、元総理大臣のお別れ会の当日に半旗を掲揚することを求めたのです。求めに応じたところもあれば、うまく受け流したところもあったようです。
お別れは、正に個人の内心の問題。絶対不可侵でなければいけません。
日本国憲法 第19条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。