「あしたは きっとなにかある
あしたは どっちだ」
(「明日のジョー」より 詞 寺山修司)
スポーツの世界では40代ともなればどうしても自他ともに引き際を意識せざるを得ないようです。現役を続行し「レジェンド」と称されるアスリートがいる一方、「会長付特別補佐」という引退勧告とも取れる打診を受け入れたメジャーリーガーもいます。「チームに帯同し若手選手とともに練習はするが、試合には出ない」という待遇について、現役にこだわったアスリートの胸中は如何ばかりか、と他人事ながら思いました。
セクハラ、パワハラ、強制わいせつ、アルコール依存等々、連日耳にするこれらのキーワードの当事者は、どうも中高年男性が多いような気がします。
中年になれば、家庭では可愛い我が子も扱いの難しい年頃となり、夫婦間には距離ができ、しかし経済的な負担は増し、世間に出れば管理職としての責任が重くなり結果ばかり求められ、無理難題を押し付けられ、と息の詰まるような思いをすることが多くなるのかもしれません。
そうはいっても上記のような行為の言い訳にはなりませんので、何とかうまく気持ちを切り替えたり息抜きをしたりしたいものです。
幸か不幸か、私は職業柄、性別や年齢の壁や圧迫を意識することはあまりありませんが、自戒を込めて、「自律して頑張れ、中高年!」
日本国憲法
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